池田名誉会長挨拶

池田成章(名誉会長)は平成28年12月15日逝去いたしました。


年頭にあたって

2012-06-03

   平成22年の初春を迎え、会員の皆様に謹んでお慶び申し上げます。

   一昨年秋の米国金融危機に端を発した世界同時不況は我が国の経済も大きな打撃を受け景気は低迷し、特に中小企業や地域経済は依然として厳しいものになっております。

   昨年はアメリカにおいて民主党のオバマ大統領が誕生、我が国においては、60年振りに政権が代り、鳩山民主党政権が実現し、国民は大きな期待を抱き、新たな希望を感じたことでした。

   しかしながら、国内外における幾多の難問題に対応が遅れ、国民からすれば我が国の進路が見えにくく気掛かりでなりません。新政府に対し、“しっかりせよ”とゲキを飛ばしたくなります。

   さて、我が会においては昨年9月に中央大学学員会の中に「行政書士白門会」が職業団体として認められることとなり、12月には「行政書士白門会」の会旗を受取りました。これで本会が学員会で支部組織になる第一歩を踏み出したことになります。これを機に母校への恩返しが出来ると共に、母校を通じて専門分野における研鑽を重ね、知識教養を高め、行政書士として社会に対して大きく貢献出来るものと確信いたしております。

   本年は支部結成に向かって邁進いたします。このために会員各位の絶大なるご支援・ご協力をお願い申し上げます。

   21年度において計画した事業も順調に推進しておりますが、このたび「行政書士白門会」の誕生を祝い、その祝賀会の開催を計画し、準備中です。学校関係者のご協力をいただき思い出に残る祝いの会にしたいと思いますので、是非ご参加下さい。

   “為せば成る 為さねばならぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり”これは上杉藩第9代藩主上杉鷹山の名言ですが、今年の86回箱根駅伝で中大チームが果たした役割は正にこの言葉通りでした。速い走者、評判になるようなスター選手もいない中で、全員が力を合わせ日頃の実力以上の力を発揮して、堂々の4位の好成績を収めましたことは見事であり、あっぱれでした。本会も駅伝チームに負けずに強力なチームワークのもとに一日も早く支部結成に力を注いで参ります。会員数も大幅に増加しており、東海地方からの会員もおられます。やがては全国からの会員も誕生いたします。「行政書士白門会」が母校においても対外的にも脚光を浴びる日も間近です。“為せば成る” です。

   どうぞ会員の皆様本会発展のため、一層のご尽力を賜りますことを申し上げますと共に、各位のご健勝と益々のご繁栄をお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とします。