投稿者: キャリア支援特別委員会委員 庄司由美子
2013-06-07
昨年に引き続き今年も、行政書士の紹介を中央大学在学生に向け行いました。
5月27日(月)、今回は中央大学多摩キャンパスの経済学部7104教室を使用させて頂きましたが、昨年と違い、正門より一番遠い校舎のようで、行き着くまでにだいぶ歩き出がありました。
16時40分より、第一部『行政書士に到るキャリアパスの実例』という幕が上がりました。はじめに「行政書士はどんな仕事をしているか~制度と実際~」と言う演目で、前田浩利先生が、行政書士の仕事の概略を1時間程話され、次に今年度、インターンシップ受け入れ予定の行政書士 長谷川幸子事務所の長谷川先生とPAL総合行政書士法人の櫻井先生からその内容についての説明があり、さらに加えて、昨年のインターシップをPAL総合行政書士法人で経験した女子学生の方から、当時の感想を話して頂けたのは、後輩達にとって、より現実味を帯びた新しい試みだったかと思います。
今年は、受付の際、参加学生達にアンケートをお願いしました。第二部『職業としての行政書士』のパネルデイスカッションではその回答を見ながら、司会者、吉尾先生の巧みな誘導により、別役良(神奈川)、山賀良彦(東京)、石橋雅子(千葉)、阿部郁子(東京)、梶田まつみ(東京)の先生方に、長谷川、櫻井、前田の三先生も加わっての8名のパネラーが、それぞれの個性と経歴が光る話を熱っぽく展開されました。今回は行政書士として日も浅く、年齢も若い方達にパネラーなっていただいたのですが、さすが、白門会の面々です。行政書士へのキャリアパスの一人一人の内容が面白く、人生の色がそれぞれにあふれていて、深い感動をうけました。まだまだ5人のパネラーは行政書士としての経験が少なく、毎日真剣にもがいていているようです。ドッグイヤー以上の激流時代においての仕事、その仕事に対する向き合い方もベテランといえども傾聴に値する大事なことです。
もったいない!パネラーの話を、多くの行政書士にも聞かせてあげたい。例えば新人の認証式にでも話してあげられたら良いのにと。新人→中堅→ベテランと歩むとしたら、新人から中堅になりかかっている人たちの生々しい体験が、どんなに参考になるかと痛烈に感じました。
私は昨年と違って今年は聞き役に徹し、客観的立場で見ていました。それでも、最後に在学生達からの具体的な質問から推して、当日参加の20数名の学生達にとって、行政書士に対する認識、考え方が大きく変わったのではないか、そうだとすると、私たちの目的はとりあえず果たしたのではないか、そう判断出来るほど熱気を帯びた印象の濃い講演会でした。
(キャリア支援特別委員会委員 庄司由美子)