投稿者: 副会長 有馬 琢哉
2025-03-31
令和7年3月22日、中央大学駿河台キャンパス第一会議室で、座談会を開催しました。参加された方は、本年度に入会された若林祐子先生、本間美也子先生、奥村哲朗先生、清野孝男先生、そして本会相談役の庄司由美子先生、副会長の前田浩利先生、吉尾一朗先生、常任幹事の桑田優先生、鈴木一顕先生、幹事の竹花隆行先生、WEB委員会委員長の有馬琢哉です。
以下は当日のレポートです。
最初に、本会で実施している基調講演会についてご担当の前田先生がお話しをされました。「基調」講演会とするのは、大学の先生方のご講義を、会員の業務や本会の活動に反映することを企図したものであるとのご説明をされ、また本会顧問をお務め下さる中央大学副学長の佐藤信行先生のご専門などについてお話しされました。
桑田先生は行政書士を対象とした研修会の講師をされた際に使用された資料をもとに、新規に入会された方へ、顧客から複雑な相談を受けた時の解決法やこれから有望な分野と有益な営業手法、そして今後の入管業務の見通しなどをお話しされました。
続いて、鈴木先生は事前に提出された質問事項にこたえる形で資料をご用意され、実務の習得方法、行政書士制度と憲法との関係、集客方法、未経験分野への対応策などについて、ご自身の実務経験に基づき、丁寧に分かり易くご説明されました。
次に、他の先生方の自己紹介の後、主に質問に答える形でのフリートークとなりました。吉尾先生は、長年のキャリアに基づき様々な事例をご紹介され、自分に合う業務を選別することの重要性についてお話しされました。竹花先生はWEBサイト、SNSの活用とその効果等についてお話しされました。また庄司先生は業務に潜む危険について実体験を基にお話しされ、事案によっては他の士業者とチームとして対応する必要があることなど、会員を精神的に鼓舞されながら、大変貴重なアドバイスをして頂きました。
座談会終了後、カフェに場所を移し、暫し歓談の後、散会となりました。

以下に参加者プロフィールとアンケートに寄せられたご感想を掲載します。
●参加者プロフィール
若林 祐子 先生
行政書士白門会会員の皆様
令和5年9月に登録をいたしました、埼玉県秩父支部の若林祐子と申します。
昨年9月に、法学部通信教育課程(中大通教)の卒業が叶いましてやっと入会することができました。
開業して1年以上経ってはおりますが、まだまだ業務経験は少ないです。
ですが、いただいた仕事と丁寧に向き合って経験を積み重ねていきたいと思っています。
前職は、医療法人で介護福祉士、社会福祉士として勤務していました。
現在も医療法人で社会福祉士として勤務しています。
今後は、相続、民事法務、許認可等、経験を積んで参りたいと思っています。
そしてダブルライセンスを目標に、社会保険労務士の受験勉強もしています。
趣味はカラオケで、10代の頃は演劇の舞台に立ったり、歌手のオーディションを受けたりしておりました。頻度は減ってしまいましたが、今でもカラオケには1人でも行きます。演歌からアニメソングまで、長い時は3時間歌うこともあります。カラオケ好きの先生がいらっしゃいましたら、是非お声がけください。
本間 美也子 先生
行政書士は2017年に登録し、許認可業務を中心に事務所運営をしております。
中央大学との関わりは、2025年3月に法学部通信教育課程を卒業したばかりの新参者です。
行政書士試験合格後、それぞれの業務に関する個別法と格闘しながら何とか業務を行って参りましたが、法というものをもっと基本的なところから体系的に学びたい、学ばなければ、という思いに駆られ、遅まきながら中央大学の門をたたいたという次第です。
業務の合間に多くのレポートを書き、科目試験を何とかパスした結果の卒業ではありますが、まだまだ学問を習得できたと言えるには程遠いというのが正直な感想です。
ありがたいことに、法律の勉強が業務に直結する職業ではあるので、今後も学びは継続していきたいと考えております。
行政書士白門会では、定期的に講演会の開催や会員相互の交流が図れる機会もあると伺いましたので、皆様にお目にかかれるのをとても楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
【事務所】
https://skye.jp
奥村 哲朗 先生
【事務所名】おくむら行政書士事務所(東京都大田区蒲田)
【主な取扱業務】各種契約書・内容証明郵便の作成・レビュー、法人設立支援。
【経歴】
■1973年 愛知県生まれ
■1996年 法学部法律学科卒業
■1996年 食料品卸売会社に入社。そのうち25年余の間、法務部署に所属。各種契約書の作成・レビュー、債権保全、知財管理、会社の設立・解散、M&A• 投資案件への法務サポート、訴訟、コンプライアンス対応、法務関連啓発等、企業法務実務に従事。
■2024年 行政書士登録(10月)
【保有資格(行政書士以外)】宅地建物取引士
【趣味】マラソン / フルマラソン完走歴24回。自己ベストは3時間58分58秒。
【モットー】等身大の自分に「過信」はせず「自信」を持つ。
【事務所】
https://office-oku.my.canva.site/page
清野 孝男 先生
昭和54年卒、最後の駿河台校舎卒業生です。
学生時代は、教養ゼミは筒井正明先生の文学ゼミ、専門ゼミは渥美東洋先生の刑事訴訟法ゼミ、学研連は法友会に参加しておりました。
現在は、大手金融機関に在籍しており、銀行では融資が難しいローンの説明のセミナーや研修の講師を全国でしております。
行政書士の先生がたには、永住権のない外国人に対する融資事例と、相続における親族間売買且つ持分売買の融資事例の話が好評です。少人数の勉強会でも説明させて戴いております。お気軽にお声がけください。
桑田 優 先生
1999年に行政書士事務所を開設しました。主に入管業務を手がけていますが、業務以外では東京都町田市の国際交流センターで専門相談員を20年以上、また在日モンゴル留学生会を20年サポートしています。関心分野は自治会町内会・地域活性化・外国語学習などいろいろあり、積ん読の山を増やしています。よろしくお願いします。
【事務所】
https://kuwataoffice.tokyo
●アンケートに寄せられたご感想
白門会に入会して本当に良かった
初めての座談会ということで、大変緊張しました。
ですが、どの先生方もとても親切に質問に答えてくださり安心したというのが本音です。
それだけでなく、ご自身のご経験や業務との向き合い方等を教えてくださり、非常に貴重な場を用意していただけたこと感謝しております。
白門会に入会して本当に良かったです。
また是非参加させていただきたいです。
和やかな温かい雰囲気でした
つい最近入会を承認いただき、座談会が何かも良く分かっていないなかでの参加でしたが、終始和やかな温かい雰囲気でしたので、発言もしやすく居心地の良い会でした。
先輩の皆様からの行政書士白門会の丁寧なご説明と、行政書士業務について実体験も交えての的確な助言を伺うことができ、大変有意義な機会となりました。
桑田先生、鈴木先生、貴重な資料もありがとうございました。
座談会後のお茶会でも皆様と様々な情報交換が出来、とても楽しい貴重な時間となりました。長時間に渡り、お時間を割いていただきました皆様、ありがとうございました。
大変貴重なアドバイスとなりました
昨年秋に開業して以降、特に最近は、定期的・安定的に業務を受任したいという「思い」と、不慣れゆえ適切に対応できなかったらどうしようという「不安」が入り交じり、打開策を模索していたところ、ざっくばらんに諸先輩方の経験談を伺い、質問もできる貴重な機会となり、大変充実した時間を過ごすことができました。
事前に挙げた、
■ 実務の習得方法(どうやって実務を覚えたのか)、
■ 集客の方法(どのように集客を図っているのか)、
■ 事務所HPの位置付け(HPからの集客割合はどのくらいなのか)、
■ 他士業者とのネットワークの活用頻度(顧客を紹介する・される頻度はどのくらいなのか)、
という4つの質問事項について、派生する質問やその他の留意点も含め、具体的かつ丁寧にご回答いただき、今後の進め方を考えるうえで、大変貴重なアドバイスとなりました。
これからも実務経験と知識の習得を継続し、徐々に取扱分野を広げていきたいと思います。貴重な機会、本当にありがとうございました。
今後も参加させて戴きたい
初めての参加でしたが、貴重なノウハウや情報を惜しげもなく開示されていたので、正直、驚きでした。
今後も参加させて戴きたいと思っておりますので、何卒宜しくお願い申し上げます。